空色の真夏

1本一気に飲めないけど、飲みたいラムネ。
ガラス瓶にビー玉が入っていないと
どうも心惹かれません。
日本最初の清涼飲料水は
ラムネだったそうですね。
レモネードが語源だそうだけど、
レモネードとラムネ
もはや別物。
夏の季語ラムネ。
もう、20世紀の飲み物なんでしょうか。
入道雲がシュワシュワの空の下、
今年はじめてのラムネでした。

で、その後、
21世紀のアイドルと一緒になった
ラムネソフトを食べました。
21世紀なのは外側だけで、
安心の20世紀ラムネ味でした。
室内で庶民アイスでした。
しかし、コーンは
本格ワッフルコーンでした。
むあむあと暑い盆地の夏、
日本の夏、京都の夏、
アイス食べて、お茶飲んで、
一息ついたらまたがんばれるもんです。

晩のおかずの一品に
生のコーンと枝豆をかき揚げにしました。
みんな何も言わずに食べてましたが、
甘い夏の味に
サクッっと揚がっていたと思います。

そうそうフランスも
夏空は同じように青くて、
同じように暑かったけど
カラッと違う暑さで、
入道雲どころか
雲をちっとも見ませんでした。
飛行機に乗ってる時は
雲をポツポツ見てたんですけどね。
そうそう、
そして、
フランスのアイスキャンディーも
おやつもカラフルでした。
空色の食べ物って
見なかった気がします。

洗濯したズボンのポケットから出てきた
フランスのメトロのチケットが
無事乾きました。
他に残していたチケットなんかと一緒に
スケッチブックに整理せねばです。

誕生日にもらった空色の自転車は
フランスじゃなくて
イギリス国旗が入っています。
人生ではじめての
ちょっと外国人な自転車です。
あっちにこっちにほんとうに快適です。
坂道もスイスイスイです。
やっぱり炎天下は汗もかきますけどね。
実家にもビュンと帰れます。

久々に実家に帰って、
ついこないだまで乗っていた
ミニチャリンコの方で
ヨシエさんと
買い物がてらの夕方サイクリングに
でかけましたらば、
それはそれはびっくりしんどくて
びっくり大汗をかきましたが、
空色自転車のありがたさが
よくわかって良かったです。

暑い暑い夏の空の下、
「涼しくなろう!」を合い言葉に
自転車で必死に上って
あっという間に一気に下って
スピードと風を感じる遊びがありましたが、
どうしてあんなバカなことできたのか、
時間を持て余し
それそれは元気だった小学生の頃の話。
実家の近所では一番長くて急な坂、神楽坂。
久しぶりにビューッと
ヨシエさんと下りました。
30歳を過ぎたって、
暢気に坂を下れるもんで、
10年前も
ちょうどそんな話をしてたかもね、
結婚したからって
相変わらずなもんだねと、
時の移り変わりと
相変わらずさを
一気に実感出来る坂でした。

暑い暑い夏中ずっと
花をつける真夏の花、
サルスベリ。
猿も滑りそうな幹。
実際、猿は滑らないんだと
ヨシエさんが見上げて言いました。
サルスベリって名前
やっと覚えたもんだな、
ヨシエさん。
と思いました。
この夏はまだ真ん中。
同じように暑いけど、
身辺の変化に目を回していた
去年の夏と違って、
この夏がよく見えます。
結局、
よく見えてまた
目を回しそうには
なるけれど、
それもまたいつも通り。
新しい夏なのだから。
一生懸命上らねば
ビューンと
下れないのです。