京大

今出川から京大を抜けて歩いていると、
今日は妙に
高校生を目撃する。
どうやら明日あさってと
後期入試のようだ。
入試の人々を狙って
お部屋情報誌を配り歩く人が多数。
そういえばそんな季節か。
あれが京大を受験する人々か。
クニエとヨシエも
もうそんなのもらえないだろうね。
なんてしゃべりながら歩いてた。
「合格発表まで無料でお部屋の予約してますので、
よろしくお願いします。頑張ってください。」
と笑みをうかべた女性が
パンフレットを差し出していた。
あれま。
あたしのことか。
京大受験なんてめっそうも。めっそうも。
と思ってたら、
クニエも5mほど先でお部屋のパンフレットを
もらっていた。
同じように
「頑張ってください。」
と言われていた。
お互い何だか
はずかしおもしろかった。
しかしながら
だんだんと
込み合ったパンフレットストリートを
歩き、励まされるうちに
「はい。頑張ります!!ありがとう。」
という気持ちになって。
何だか受験ムードが盛り上がっていた。
帰ってから
そのパンフレットを見たところ
男子専用下宿寮の案内があった。
なぜ。・・・・・。
そして
自分が受験生でないことが分かった。
すでに京都に住んでいたんだった。
よく分からないままに
もらったパンフレットは燃えるごみになってしまったようだ。
無駄な激励だけが耳の中に残った。






